医学部受験に合格するために必要な勉強時間について

医学部受験に合格するために必要な勉強時間

医学部に合格するには、常日頃からの積み重ねが大切です。私の息子は浪人してしまいましたが、浪人後は毎日猛勉強をしていました。しかし、子供にどれほど勉強させたらいいか、判断に困っている方も多いのではないでしょうか。

先に結論をいいますと、1日5〜6時間は勉強時間を確保する必要があります。後述しますが、目安となる勉強時間は学年により異なります。

中学3年生

まず中学3年の子供をお持ちの方は、1日5時間以上勉強させましょう。少し大変かもしれませんが、医学部受験は中学の時から始まっています。本気で合格を目指す子供は、この頃からしっかり勉強しているのです。

また、学年の定期テストで最低でも10位以内を目指せる学力が必要です。そして地域でトップレベルの高校に合格できるよう、猛勉強させることをおすすめします。ただし、子供も勉強でストレスが溜まりますので、しっかりとフォローしてあげて下さい。

中高一貫校の場合はこの限りではありません。学校の授業でも勉強時間は確保できますし、授業を真面目に聞いているなら基礎はしっかり固められます。しかし、中高一貫校の子供は受験勉強をせずに済むため、中だるみする危険があります。勉強癖をつけるためにも、なるべく毎日机に向かわせましょう。

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高校1年生

現在高校1年の子供の場合、目安となる勉強時間は1日3時間です。中学3年の時と比べて減っていますが、高校生活や授業に慣れさせる必要があります。ただ、最低ラインが3時間ですので、それ以上勉強させることも重要です。もし中学時代から猛勉強しているなら、同等の勉強時間を確保してもよいでしょう。

なお、高校1年からは本格的に受験対策を始めなくてはいけません。特に私立医学部志望の場合、英数理の3教科は重点的に勉強させましょう。この3教科は特に難易度が高く、高水準の学力が求められます。

一方の国公立医学部志望の子供は、苦手科目をなくさせましょう。国公立に関しては、国語や社会を含めた幅広い教科の対策が欠かせません。1教科でも点を落とすと、合格に黄信号が灯ります。とにかく全教科を幅広く勉強させ、苦手科目・分野を克服させる必要があります。

高校2年生

高校2年の子供は、最低でも1日5時間以上勉強させることをおすすめします。受験までまだ1年ありますが、逆にいえばあと1年です。もっとも重要な時期で、高校2年のうちにどれだけ勉強したかによって合格が決まるといっても過言ではないのです。

1日5時間以上は中学3年と同じですが、空き時間を有効活用すれば不可能ではありません。例えば通学中や、帰宅後〜夕飯までの間など、空いた時間に少しずつ勉強させましょう。

年度末までに、高校の履修範囲を全て終わらせている状態が理想です。子供が高校2年に進級したら、1年先を見据えた勉強をさせて下さい。高校3年になった段階で、残りの期間を全部医学部の受験対策に当てられます。もし勉強ペースの遅れが目立つ場合、予備校に通わせるのも手でしょう。

高校3年生

高校3年は受験本番に向けた仕上げの年です。親としても乗り越えなくてはいけない大切な時期といえますが、子供には1日6時間以上勉強させましょう。あくまで最低ラインが6時間です。時間が確保できる休日は、半日程度は机に向かわせることをおすすめします。ただし、子供のモチベーションが下がるといけませんので、適切にフォローしてあげましょう。

なお、高校3年はセンターや個別試験、二次の筆記など、本番を意識した学習をさせる必要があります。面接や小論文も対策が欠かせませんので、これらを意識した学習プランを立てなくてはいけません。もし経済的に余裕があるなら子供を医学部予備校に通わせ、受験対策を行うのもおすすめです。以下の記事もチェックしてくださいね。

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