医学部受験を迎える子供のために親が気をつけること
私の息子は現在医学部に通っていますが、受験当時は大変なこともありました。親としても何かできないかと色々考えましたが、息子にとっては嬉しかったこともあれば、余計だったこともあったようです。
この記事では、子供が医学部受験を迎えるにあたって、親が気をつけるべきことをアドバイスします。私の経験と、受験後に息子から聞いた話を元にしていますので、ぜひ参考にして下さい。
子供がされて「嬉しいこと」と「嫌なこと」を理解することが重要
まずは子供にとって嬉しいことと嫌なことを理解しましょう。親の立場からすると、子供のためと思ってつい口出ししたり、勉強をせかしたりしたくもなります。しかし、それが子供にとってよい影響を与えるかといえば、実際は逆効果になるパターンが多いのです。このため、子供が何をされたら嬉しいのか、逆に何が嫌なのかを理解し、行動へ移すことが大切です。
私の息子の場合、とにかく勉強に干渉されることを嫌っていました。私はつい口出しすることがあったのですが。息子にとっては余計なお世話だったようです。それを聞いてからは、嬉しいこと・嫌なことを私なりに考え、本人に極力任せるようにしました。
逆に嬉しいことや嫌なことを理解せず、子供に口出しや指導をした時はどうなるでしょうか。間違いなく子供のやる気をそいでしまうでしょう。医学部受験中の子供は勉強のストレスが溜まっていますし、心が不安定な状態になっています。普段よりも慎重に接する必要があるのです。
しかし、そのような状態の子供に口出しすると、モチベーションが下がってしまうことは目に見えています。医学部受験に悪影響を与えかねませんし、子供によっては医者の夢を諦める可能性もあります。いずれにしても、嬉しいことや嫌なことをしっかり理解しましょう。
親にされて嬉しかったこと
では、子供は親に何をしてもらえると嬉しいのでしょうか。以下は私の息子から聞いた内容ですが、子供目線で考えてみると全て納得がいきます。
・いつでも応援してくれたこと
・細かな気遣いや気配りをしてくれたこと
・一緒に喜んでくれたこと
親の立場からすると、少し照れる内容も含まれますが、どのような場合でも自由にやらせてほしい、というのが子供の本音です。一方、子供は「応援や、気遣いをしてくれること」を親に望んでいます。勉強は本人任せでも、親として陰から支えてあげましょう。
また、模試でよい点が取れた時や、成績が上がった時などは一緒に喜ぶことも大切です。子供のモチベーションアップにつながります。私も息子が模試でよい点を取った時は喜び、ガッツポーズしてしまいました。
親にされて嫌だったこと
一方、子供にとって嫌なことは次の3つです。
・志望校について真剣に考えてくれなかったこと
・過剰に心配されたこと
以上は息子から聞いた内容を元にしていますが、子供は何より口出しされることを嫌います。私は時々口出ししたため、息子にとってはさぞ嫌な親だったことでしょう。
また、志望校の話をした時、真剣に考えてくれないこともマイナス要因です。私の場合は息子任せにしていたのですが、これは逆効果でした。とにかく関心を持ってほしい、というのが子供の本音です。
逆に過剰な心配も余計なお世話になります。これも私の経験ですが、こまめに勉強の進捗状況を尋ねたり、「大丈夫か?」と心配したりしたことがあります。このような行動も息子にとっては余計だったようです。親として心配する気持ちは痛いほど分かります。しかし、過剰に心配するのも考えものです。
バランスを取るのは難しいですが、私は子供を全面的に信頼することが大切だと気付かされました。受験に不合格になった際も、気をつけなければなりませんので、以下の記事もチェックしてください。