高校生にもなってなかなか勉強しない子どもの対処法

高校生にもなって勉強しない子どもの対処法

医学部に現役合格するなら、毎日何時間も勉強しなくてはいけません。けど、高校生になったのに全然勉強してくれない…そのような家庭も多いのではないでしょうか。勉強は自発的にさせることが大切ですので、本人のやる気が重要です。

T.Sato
しかし、私の息子は現役時代に全然勉強せず、現役合格を逃してしまいました。

この記事では、私の経験を交え、少しでも高校生の子供に勉強させるコツを伝授します。医学部志望の高校生の子供をお持ちの方は、ぜひ参考にして頂ければと思います。

叱ることは根本的な解決にはならない

まず大前提ですが、何があっても絶対に叱ってはいけません。私も息子と殴り合いになったことがありますが、もっと優しく接するべきだったと、今では本当に後悔しています。叱ったところで結局何の解決にもなりませんし、子供との間に妙なしこりが残るだけです。

もちろん叱ることも大切ですが、それで勉強させられるのは小学生か、よくて中学生までです。高校生はほぼ大人と考え方が同じですので、叱ってもほとんど効果がありません。かえって本人のやる気をそいでしまう可能性もあります。

私も息子と大喧嘩しましたが、本人を机から遠ざける結果になってしまいました。高校生の子供を叱ることは結局無意味です。もし勉強しなくても、親としてはぐっと堪える必要があります。

なんのために勉強するのかを話し合う時間を作ってみる

しかし、本人が勉強するまで待つのも考えものでしょう。いつ勉強を始めるか分かりませんので、一度子供と話し合ってみることをおすすめします。何を話し合うか悩むかもしれませんが、以下のような内容がよいでしょう。

・本当に医者を目指す気があるのか
・医者になるために勉強が必要でははないか
・勉強をする気が起きない原因は何か

こうした内容を子供と話し合ってみてはいかがでしょうか。

私は息子と殴り合った後、真剣に膝を突き合わせて本人と話し合いました。本当に医者になりたいのか意思確認をしたかったからです。その上で勉強するよう質したりもしました。この話し合いを2~3ヶ月に1回のペースで行いましたが、高校生の頃は「うっせぇ!」と一蹴されたのも事実です。しかし、浪人が確定した後は話し合いが功を奏したのか、毎日何時間も机へ向かうようになりました。

いずれにしても、子供が勉強しない時は話し合いが必要です。ただし、辛抱強く挑みましょう。話した後も全然勉強しないことがありますが、ここで叱ってしまっては、振り出しに戻るだけです。

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話し合っても駄目そうなら一旦放っておく

ただ、高校生の子供は反抗するのが当たり前ですし「中だるみ」することもあります。そのような時でも話し合うことが重要ですが、もし無駄に終わりそうな場合、いっそ突き放してみるのもよいでしょう。過保護になるのも考えものですから、こちらから距離を置くのがよい場合もあります。

放っておくことは、本人のやる気に任せることと同義です。場合によっては現役合格を諦める必要が出てくるでしょう。しかし、一度痛い目を見なければ、本気で勉強しない子供もいます。その結果、模試で悲惨な結果を目のあたりにすることもあるでしょう。私の息子のように、浪人が確定して現実を知る場合も考えられます。何にせよ、一度放置して本人に医学部の厳しさを知らせることは悪くありません。

でも、その後は親として最大限のフォローをして下さい。もし本人が落ち込んだり、後悔しているような時は、改めて話し合いの場を設けましょう。そこでもう一度医者を目指す医師を確認し、出来る限りサポートをするのが親の努めです。

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